夫と数年ぶりの熊本帰省 2泊3日|水前寺公園・ジェーンズ邸と実家ミッション

新しくなった熊本空港のフロアマップとスーツケース

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夫と二人で熊本へ帰省しました。

夫と一緒に帰るのは実に数年ぶり。今回は熊本で友人に会うイベントがあったので、それに合わせての2泊3日の帰省です。

目次

1日目 朝5時起きで熊本へ

朝5時に起きて羽田空港へ。朝8時発の飛行機で熊本へ向かいました。

熊本に着いてから予定に間に合わせるため、今回は初めて熊本空港から桜町バスセンターまでタクシーを利用。料金は6,000円でした。

運転手さんによると、この夏の地震の影響で、熊本ではタクシーが不足しているとのこと。

地震被害を調査する保険会社の人たちがタクシーを利用することが多く、車がそちらに取られているのだそうです。

この話は、後日自分でも実感することになりました。

病院へ通院する親のためにタクシーを予約しておこうと、タクシー会社に電話したところ、予約を受けてもらえませんでした。

最初に電話した近所のタクシー会社では、

「申し訳ないんですけど、今は予約を受けられないんです」

とのこと。

「うちより台数の多い会社なら大丈夫かもしれません」と、わざわざ別の会社の電話番号まで教えてくれました。

ところが、そちらに電話してもやはり予約は受けられないとのこと。

決まった時間に病院へ行かなければならない高齢者にとって、これはなかなか大変な状況です。

さて、初日の熊本はとても良い天気。そして真夏日。

熊本市電の電停と、奥に見える熊本城

イベントに参加したあと、昼ご飯は桂花ラーメン本店へ。

桂花ラーメンは東京にも店舗があるので以前は時々食べていましたが、今回はずいぶん久しぶりでした。

桂花ラーメン本店のラーメン

その後は上通まで歩いて蜂楽饅頭も購入。

熊本に帰ったら食べたいものを、早速食べています。

予定外だった父のお見舞い

今回の帰省を決めた時点では予定になかったのですが、その後父が入院したので病院へお見舞いに行きました。

顔色もよく、そこそこ元気そうで一安心。

そして2日後の退院も決まっていました。

今回は父に渡したいものもありました。

最近、私は30年前に亡くなった祖父の俳句をいろいろな雑誌から探し出して集めています。

祖父はかなり精力的に俳句活動をしていた人で、調べていくうちに作品がどんどん増え、自家製の句集はとうとう1,200句ほどになりました。

それを印刷して父の病室へ。

父も祖父が亡くなったあと、自分で俳句を作るようになりました。

翌日病室へ行くと、

「なかなか読み応えがある」

と言っていました。

1,200句ありますから、それは確かに読み応えがあります。

夜は夫の提案で、母も一緒に近所の居酒屋へ。

父が入院している間くらい、母も毎日のご飯作りから解放されてもいいでしょう。

翌朝も近所の喫茶店でモーニング。昼も観光先で食べたので、今回の帰省ではほとんど家でご飯を食べませんでした。

喫茶店のモーニング(フレンチトースト)

今回の「実家ミッション」

今回の帰省では、いくつかやっておきたいことがありました。

まずは家にたまっている書類の整理。

今年2月に両親の確定申告を手伝ったのですが、そのとき必要な書類がなかなか見つからず苦労しました。

老人二人暮らしの家ですが、とにかく紙が多い。

年金のお知らせ、税金、固定資産税、クレジットカードの明細、病院の領収書、光熱費、新聞の領収書。

さらにダイレクトメール、知人からの手紙、町内会の回覧物、老人会の会報……。

そういうものが新聞などと一緒になって、あちこちに積み上がっています。

帰省するたびに少しずつ整理して、不要なものを処分することにしました。

今年も医療費がかなりかかりそうなので、また医療費控除の申告をすることになるかもしれません。

次のミッションは父のスマホ。

LINEをかけてもなかなか出てくれないので確認してみると、呼び出しがバイブレーションだけになっていました。

音が鳴るように設定を変更。

ただし病室で設定したため音量をかなり小さくしてしまい、効果があるのかどうかは微妙です。

さらに父のスマホにTeamViewerも設定。

離れていても、ある程度スマホのサポートができるようにしておきました。

もう一つは、お薬カレンダーの見守りです。

薬をお薬カレンダーにセットする作業は、孫である私の姪が担当してくれることになりました。

さらに、ちゃんと毎日薬を飲んでいるか確認できるよう、お薬カレンダーが映る位置に見守りカメラを設置。

これで離れたところからでも確認できます。

今すぐそこまで必要というわけでもないのですが、備えあれば憂いなしです。

2日目 久しぶりに水前寺公園を観光する

2日目は、滅多に熊本へ来ない夫のために少し観光することにしました。

時間もあまりないので水前寺成趣園へ。

私は子どもの頃から何度来たかわからないくらい来ています。夫はたぶん2回目くらい。

入口にボランティアガイドの方がいらっしゃったので、今回は初めて案内をお願いしました。

何度も来ている場所でも、ちゃんと説明を聞きながら歩くと全然違います。

出水神社が細川家の歴代藩主などを祀る神社だということも、私は知りませんでした。

水前寺成趣園の出水神社の鳥居

園内には夏目漱石の句碑がいくつかあります。

その石が妙に新しく見えました。

するとガイドさんから、

「これ、何だと思いますか。あるものを再利用しているんですよ」

と質問。

そこでピンときました。

熊本地震で倒れた鳥居です。

地震で壊れた鳥居の石材が、句碑として再利用されていました。

ガイドさんについて歩くこと約1時間。

何度も来た水前寺公園を、今回はずいぶん新鮮な気持ちで見ることができました。

ジェーンズ邸で思いがけない出会い

水前寺公園から徒歩5分ほどのところにある熊本洋学校教師館ジェーンズ邸にも行きました。

ここも高校時代に何度となく訪れた場所です。

熊本地震で全壊し、その後移築・再建されました。

中では平和に関する展示が行われていて、熊本の老人会の方々が中心になって活動されているようでした。

ジェーンズ邸の平和に関する展示

父も老人会に入っているので、何となく気になって話しかけてみました。

すると、父を知っている方がいらっしゃいました。

「ご病気されたと伺っていましたが……」

と少し聞きにくそうに尋ねられたので、

「今も入院しているんですけど、明日退院なんですよ」

と答えました。

ちょうどこのあと病院へ行く予定だったので、

「父に見せたいので、皆さんと一緒に写真を撮らせてもらっていいですか」

とお願いして、一緒に写真を撮ってもらいました。

思いがけない、なかなか素敵な出会いでした。

その後は水前寺公園の参道脇にあるお土産屋さんの2階で昼食。

いかにも観光客向けのお店ですが、たまにはこういうのもいいものです。

今回は私も観光客気分です。

夫を空港へ送り、母と二人に

夫は一足先に東京へ帰るので、空港まで送りました。

その夜は母と二人。

冷蔵庫に残っていたもので晩ご飯を食べました。

翌日は父も退院。私も朝には東京へ帰ります。

父が帰ってくる前に、少し家を掃除しておきました。

そして、もう一つ今回やっておきたかったこと。

祖父母の昔のアルバム探しです。

探してみると、仏壇の下の扉の中に入っていました。

ただ、期待していた昭和20年代、30年代の写真はあまりありません。

そもそも当時は今のように気軽に写真を撮る時代ではなかったのでしょう。

探している若い頃の祖父の顔は、今回もわからないままでした。

3日目 スーツケースを引いてバス停へ

最終日。

空港へ向かうバス停まで、スーツケースをゴロゴロ引きながら25分ほど歩きました。

これまでは、ずっと父が車で送ってくれていました。

それも、そろそろ難しくなってきました。

残念ですが、こういうところでも少しずつ変わっていくんでしょうね。

新しくなった熊本空港はとても快適です。

新しくなった熊本空港のフロアマップとスーツケース

飛行機に乗るまでの時間も気持ちよく過ごせる空港になりました。

東京行きの飛行機はかなり混んでいました。

私は3人掛けの席でしたが、3人とも一人客。

隣は白人の男性でした。

ドリンクサービスのときに日本語で「ありがとうございました」と言っていたので、日本語がわかる人なのかなと思い、

「ご旅行ですか?」

と日本語で話しかけてみました。

撃沈。

「ありがとう」だけ知っている人だったようです。

そこで英語に切り替えて話してみると、フランスから来た方でした。

奥さんと二人で3週間、日本を旅行しているとのこと。

飛行機の予約が遅かったため、奥さんとは離れた席になってしまったそうです。

大阪から入り、関西、広島、福岡、熊本と移動して、これから日光、東京を回ってフランスへ帰るとのこと。

どこが一番気に入りましたかと聞くと「奈良」。

京都は歴史的な古い街を想像していたら、ビルがたくさんあって驚いたそうです。

広島の平和記念資料館の話にもなりました。

とてもショックを受け、見るのがつらかったと言います。

それなら、なぜ広島へ行ったのか。

そう尋ねると、

「アウシュヴィッツと同じです」

という答えが返ってきました。

楽しいから行くのではなく、行く必要がある場所だから。

二度と同じような悲劇を繰り返さないために、知って、心に刻んでおかなければならない。

そんな話をしてくれました。

久しぶりに、飛行機で隣り合わせた人とおしゃべりしながら東京へ帰ってきました。

夫と二人で数年ぶりに帰った熊本。

友人に会い、父を見舞い、実家の書類を片付け、スマホを設定し、お薬カレンダーにカメラを取り付け、祖父のアルバムを探し、観光もして、桂花ラーメンも蜂楽饅頭も食べました。

2泊3日。

ずいぶんいろいろ詰め込んだ熊本帰省になりました。

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